開館一周年を迎えた、九州国立博物館。
ずっと気になっていたんですが、行く機会がありませんでした。
芸術に造詣の深いSさんのお薦め。
「若沖と江戸絵画展」
ずっと、行こうと思っていたんですが、のびのびになっているうちに終了日が近づいてきました。
今日行かなければ、もう機会がない!
土曜日にやっと重い腰をあげました。
思い起こせば、10年前。
博物館建設が現実的になってきた頃、実現を支援するシンポジウムが開催され、ゲストの「阿川佐和子さん」目当てにたいした知識もなく参加したのを思い出します。
終了後スタッフに囲まれ、会場を後にする阿川さんは、身長は低いけれども意外にふっくらしていて、高いヒールとゴージャスな毛皮のコートを羽織っていたのが、それまで抱いていたさばさばした男っぽい印象とそぐわなかったのを思い出します。
ともあれ、土曜日きっと来場者が多いであろうと見越し、開館9:30に合わせ、早めに家を出ました。
私鉄で20分ほどで最寄の「太宰府駅」へ
「菅原道真公」を祭神とする「太宰府天満宮」の最寄り駅です。
天満宮へ向かう参道をまっすぐ進み、
天満宮のシンボル赤い太鼓橋を二つ渡り、
本殿を正面に見ながら右に曲がり菖蒲池の周りをたくさんの梅の木が囲む東神苑の方に進むと、
左に「だざいふ遊園地」の入り口、
右に「九州国立博物館」の入り口が見えます。
ゆっくり歩いても、駅から10分程。
2機のエスカレータに続き、動く歩道を抜けると
緑に囲まれて右手にきれいなレストラン、細い通路が続き
周囲の山々を写したガラス張りの壁、流線型の屋根、
博物館本館が現れました。
雨の中、色彩は地味ですが、目を引く形です。
太宰府天満宮内の入り口からここまで、濡れずに来ることができます。
ここで開館5分前。すでに入場者あり。
朝一を狙ってきている来場者で早くも賑わっています。
若沖展と常設展示をセットにした観覧料 1300円を入り口前で支払い、いざ館内へ。
エントランスは4階まで吹き抜けになった高い天井。
右手に3階の特別展示場に進むエスカレータ。
インフォメーション、ミュージアムショップとあります。
一番目を引いたのは、天井。打ちっぱなしの体育館の天井のような素材(本当は全然違うんでしょうけど)の上に木材を等間隔に渡しています。
曲面を覆う様に、木材を何本も何本も交差して繋いで天井を覆っているんです。
板で覆うのでなく、櫓を組むように木を組み上げているので、素朴で温かく剛健です。
エントランス中央に配置された、「ミュージアムホール」
この外観も、木造りの温かさ、上質なぬくもりが感じられました。
入り口で、音声ガイド(使用料500円)を借り、中へ。
この若沖展は、アメリカの江戸絵画蒐集家「ジョー・プライス氏」のコレクションのうち109点を展示するものです。
狩野派、淋派、丸山応挙など日本史の教科書で見た名前。
若沖の不思議な象さんの絵は、最近テレビで見た。
と言う程度の乏しい知識しかなかったので、プライス氏の存在を初めて知り、世界には日本の魅力を日本人の何倍も知っている人がいるんだと感動。
展示内容については・・・・
大満足。
掛け軸、襖絵、屏風絵の形で表現される江戸時代の芸術。
キャンバスに表される絵画とは自ずと違ってくるのでしょうか。
限られた枠の中に、無限に広がる世界観。箱庭のように繊細に作られた、簡朴だったりきらびやかだったりする作品は、視界に入った瞬間、足が動かなくなるほど衝撃的だったり。
離れて観て、近くから細かいところを観て、音声ガイドで作品の注目点を知り、描かれたいきさつを知り。
観覧者が多くなり、作品の解説をゆっくり立ち止まって読めない状況では、この音声ガイドとても有効でした。
解説にはない興味深い情報もたくさんありますしね。
作品についての知識や鑑賞眼には自信ありません(*^_^*)
九州国立博物館のH.Pから作品の情報が見られます。興味のある方はこちらでどうぞ・・・
最後まで見終わってから、気に入った絵の前に戻り、もう一度鑑賞してから会場を出ました。
常設展示場はあまり時間がなく、さっと観ただけに終りました。
次の機会にゆっくり観よう。
帰りは、天満宮で梅を観賞し、帰途につきました。
あ~有意義な土曜日の午前中でした。
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